2015/07/26

只見線の夏 2015


奥会津の水田の間を颯爽と抜ける、2両の国鉄型気動車。
山からの風に稲がなびく様子は、見ているだけで暑さを和らげてくれる。
夏はこれから。今年はどんな風景を見に行こうか。

Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

2015/05/13

新緑の小湊鐡道・いすみ鉄道


季節外れの台風が去り、今日は雲ひとつない青空が広がった。
久しぶりに単車を転がして房総半島へ。
向かったのは、いすみ鉄道の久我原駅。
つい先日、鉄道写真家 中井精也氏のブログで同駅を題材にした写真を拝見し、ちょっと気になっていた。
昔の国鉄非電化ローカル線ならどこでもありそうな小さな駅だが、その小じんまりとした佇まいがなんとも言えない。
駅へと続く小さな道には桜の木が植えられており、来年の桜の時期のキハ52とのコラボレーションが楽しみだ。


涼しい風に、青空に漂う筋雲。
小湊沿線には、既に初夏の雰囲気が漂う。


上総久保駅に寄ってみると、駅を囲む水田に稲が植えられていた。
水面を見ていると風の通り道がよく分かり、見ているだけで面白い。


Nikon D800 +
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[d]
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[a,c]
AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)[b]

2015/03/31

春うらら -京王井の頭線-


3月最後の日、関東は雲一つない青空が広がり気温は23.2℃まで上がった。
春の訪れを告げる京王井の頭線沿線の桜は、ほぼ満開。
子供たちに大人気のレインボーカラー編成が、その横を颯爽と駆けていった。


改めて沿線を歩きながら桜を観察すると、木によって花の色が異なることに気が付く。
三鷹台駅近くにあるソメイヨシノは白っぽい花をつけていた。
調べると、樹齢を重ねるごとに色が薄くなっていくのだという。


毎年多くの人で賑わう高井戸の桜は、薄いピンク色の花。
ここは菜の花も植えられており、気軽に春らしい風景を楽しむことができる。
時折吹く温かい春風の中、ベンチに座ってゆっくり過ごす…そんな時間が欲しい。


Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[b,d]
Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)[a,c]

2015/03/25

賑わう上総鶴舞駅 -小湊鉄道-


上総鶴舞駅の菜の花が見ごろということで、ちょっと出かけてみた。
思いのほか寒い風に体が震える中、駅に向かうと何やらすごい人だかりが…
どうやら映画の撮影をしているらしい。


朝の7時だというのに、駅のロータリーはもとより駅周辺の空きスペースには機材車や機材カーゴでびっしり…
いつもの静かな上総鶴舞駅の姿はそこにはなかった…
何の映画の撮影かは秘密だそうで教えてもらえなかったが、映画は撮るの大変なんだな…と思わせられる光景でしばらく見学していた。
カメラはRED ONEを使っているようだ。


撮影は一日行われるということなので、やむなく撤退。
CMにも多く登場している上総鶴舞駅だが、今日の撮影ではどんな映像になっているのか、ぜひ映画を探してみたいと思う。


Nikon D800 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)

2015/02/02

冬の駅 -小湊鉄道-


カメラを持つ手が悴む、朝の月崎駅。
やっと出てきた太陽が照らすのは背の高い木々のみで、
昔ながらの木造駅舎が現役のホームには、寒さの漂うモノトーンの世界が広がっていた。


線路際は、一面霜で真っ白。
列車は冬らしい長い影を落としながら、重厚なエンジン音を響かせて駅を発っていった。


Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)

2015/01/17

雪景色の会津をゆく ~JR只見線の冬~


冬の会津は雪深い。
山々は白色に染まり、辺りは静寂の世界に包まれている
雪山装備で山肌を登り、只見線一の撮影名所である第一只見川橋梁で列車を待つ。
目の前に広がるモノトーンの景色の中、鈍い足音を響かせて2両の気動車がゆっくりと只見川を渡っていった。


この日は快晴とは言えなかったが、雪はやみ青空が時折顔をのぞかせていた。
しかし、時折吹く風は寒く、木造駅舎にどっさり積もった雪が溶ける気配はない…


第二只見川橋梁を渡る、会津若松行きの列車。
背後に立つ針葉樹の林が雪国らしい。


会津平野に佇む、只見線の基幹駅である会津坂下駅。
いつもは静かなこの駅も、朝の通学時間帯は構内踏切に賑やかな声が響く。


どんなに寒くても、雪が降っても、毎日走り続ける雪国の鉄道。
勇往邁進なその姿を、これからもずっと見届けていきたい。


Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[a,c,e]
Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[b,d]

2015/01/15

電鈴が響く~小湊鉄道 上宿2号踏切~

自作レールドリーで春を撮る。

小湊鉄道には、今なお現役で活躍する電鈴式踏切警報機がある。
電鈴式と言ってもピンと来ない人にちょっと解説。
踏切では、列車が近づき踏切が閉まる際に「カンカンカン…」と警報音を発する。
一般的な踏切では、この警告音は電子音であり、音は設置されたスピーカーから流れている。
これに対して電鈴式とは、機械的に鈴を叩いて音を出している。
昔は各所で使われていたようだが、今ではほとんど見られなくなってしまった。
そんな中、千葉県を走る小湊鉄道では、いくつかの電鈴式警音器が活躍している。
折角なので、音を録って来た。
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