2011/12/29

都電の主


気がつけばもう年の瀬。
都会のど真ん中を走る線路の主は、今日も沿線をパトロール中。


夕日を浴びて心地よさそうな主。
背後を轟音を立てて列車が通過していくが、その表情は変わらない。


2011年はこれで撮り納め。
無事に来年が迎えられますように。

Fujifilm S3 pro + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

2011/12/04

輝く鉄路


冬の朝日に照らされる2本のレール。
薄い霧の中のホームには、思いの外多い人が列車を待つ。


起点である五井から一つ目の駅、上総村上駅。
ホームにせり出した屋根に立つ煙突が、なんだか懐かしい。


Fujifilm S3 pro + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)

2011/12/02

秋路2011 ~小湊鉄道 その2~


上総鶴舞駅の銀杏。
駅の位置を示すかのように、遠くからでもその迫力は伝わってくる。


2時間に1本しかやってこない下り列車。
紅葉を見に来た人が多いのか、車内は立ち客がいるほど賑やかだった。


山々の紅葉もピークを迎えた上総大久保駅。
いつ訪れても魅力いっぱいの不思議な駅だ。


養老渓谷駅から終点上総中野駅までは、1日に4往復しか列車の走らない閑散区間だ。
そのため、いつもなかなかシャッターを押すことが出来ないが、路線の中で一番の山奥を走る区間ということもあって魅力的な風景も多い。
もうちょっと本数が多ければ色々とチャレンジできるのだが・・・


Fujifilm S3 pro +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[3,4枚目]
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[1,2枚目]

2011/12/01

秋路2011 ~小湊鉄道 その1~


秋晴れの空の下。
少し元気が無いながらも、赤く染まった紅葉の葉を揺らしながら気動車が軽快に駆け抜ける。


今年も見事に色づいた上総久保駅の銀杏の大樹。
11月末ぎりぎりの訪問だったが、今年の紅葉は遅いらしいので丁度今が見頃のようだ。



上総村上駅で日の出を迎える。
日も短くなり、撮影できる時間が限られるようになったが、刻々と変わる景色を満喫することができる充実した一日だった。

Fujifilm S3 pro +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[1枚目]
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[2-4枚目]

2011/11/30

秋路2011 ~いすみ鉄道~


何気なく去年の写真を見ていたら、今年も黄色く染まった銀杏が見たくなり、気づけば自転車を転がし房総半島へ。
今回は養老渓谷を通り過ぎ、いすみ鉄道にも立ち寄り。
陽が傾くのが予想以上に早く逆光になってしまったが、春先に訪れた際に気になっていた小さな祠と銀杏とのツーショットを収めることが出来た。


運が良ければ、新しいいすみ鉄道の顔であるキハ52-125も拝めたら…と思っていたが、残念ながら今日は車庫の中。
秋とのコラボ写真は来年へ持ち越しだ。

Fujifilm S3 pro +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[1枚目]
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[2枚目]

2011/11/28

上総久保の銀杏

去年のアルバムから。


深い霧の中から現れた、大きな銀杏の木と小さな駅。
カメラを持つ手が、少し震えた。




いつの間にか11月も今週で終わり。
銀杏の駅への再訪は叶うだろうか…


Fujifilm S3 pro +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

2011/11/19

去りし日の名松線


秋のフレームの中を行く気動車。
今日同じ場所でカメラを構えていたとしても、残念ながらこの光景はしばらく写すことはできない。


三重県松坂から名張を目指して建設された名松線。
その目標は果たすことが出来ず、盲腸線として沿線住民の足となっていた。
さらに、2009年の台風の影響で路盤が崩れてしまい、現在は終点まで列車で行くことは叶わない。


蒸気時代の古い給水塔がシンボルの伊勢奥津駅。
山間に囲まれた小さな集落にある小さな終着駅だ。


ススキを靡かせながら、森のトンネルを抜ける。
リニアなどの最新技術への投資も大切だが、この鉄道を必要としている人達のことを忘れないで欲しい。


一時は部分廃止も検討された名松線だが、周辺自治体の協力の下、JR東海との間に無事復活が約束された。
だが、全線開通見込みは2016年。まだまだ長い道のりだ。

Fujifilm S3 pro +Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

2011/11/15

箱根の秋


上着を羽織っても少し寒いくらいの火曜朝。
秋と鉄道の共演を探しに、いざ箱根へ。
しかし、例年だと赤く輝いているはずの紅葉は、まだ色づき始めたばかりだった。


急勾配を登る列車に叩きつけられる雨粒。
天気予報では降らないはずだったんだけどなあ。
先が思いやられる中、山の中の駅でぶらり途中下車。


散策も兼ねてしばらく山道を登ると、木々の色は鮮やかになってきた。
小さな列車が行く急カーブの周りは秋一色に染まっていた。



沿線を下りながら色付いている葉を探してみる。
旅館街を歩いていると地元のおじさんに声を掛けられた。
聞けば今年は気候が不安定だった影響で色づきが極端に悪いらしい。
台風の影響で枝を落とした樹も多いらしく、とても残念そうだった。


少し顔を出し始めた太陽に照らされるもみじ。
秋の紅葉は赤がセオリーだが、緑から赤へと変わるこの瞬間も美しい。


最後に以前から訪れたかった塔ノ沢駅の深沢銭洗弁天にお参り。
沢の音が絶えず響き渡るこの苔生した境内は、登山鉄道路線内では有名なスポットであり、この駅で途中下車しお参りする人も多い。

秋を堪能できたとは言い難いが、ゆっくりとロケハンは出来たので来年にまた期待したい。

・関連項目
雨の似合う駅~その1~
雨の似合う駅~その2~

Fujifilm S3 pro +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[2-6枚目]
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[1枚目]
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