2012/10/30

SL会津只見号


まるで、パレットから絵の具をこぼしてしまったように、色鮮やかな山肌。
自然が創りだしたキャンパスの中を、旧客を3両従えて小さな機関車がやってきた。
さながらジオラマの風景だ。


軽快な懐かしい汽笛と、思いの外豪快なドラフト音が会津の谷に響き渡る。
かつて日本のあちこちで見ることができたであろう貴重な風景が、ここには残っていた。


Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

2012/10/28

只見の秋をゆく


紅葉が真っ盛りの只見。
絵に描いたような秋の風景が車窓いっぱいに広がる、只見線を再訪問!


賑やかな木々の間を、会津川口行きがゆく。
化粧直しされてピカピカの車両も、どこか嬉しそうだ。


列車が連れてきた秋風に、ススキの穂がなびく。
ボックス席が羨ましい限り。




Nikon D800 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[1,3枚目]
+ Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[2,4枚目]

2012/10/22

星空目指して。



オリオン座流星群がピークだということで、中井先生の第二五之町踏切へ。
警報機すらない小さな踏切だけど、どこか懐かしい風景がここにある。

流星観測は、思ったより街明かりと飛行機が多く、途中で断念。
けれども、あぜ道で一人星空を見上げて過ごした数時間は、都会暮らしの自分には貴重なひとときだった。


Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

2012/10/21

駅前ぬこ広場。


秋雲が漂う高滝駅。
お昼寝タイムにおじゃまします。


アスファルトの暖かさから逃げられないのか、微動だにしない子主。
奥の陽が当たってるところのほうが、暖かいと思うんだけれども…


気持ちよさそうに寝てるとこすいません。
そんなに睨まないでください。


夕陽があたって暖かそうな特等席。
ちなみに威嚇じゃなくてあくびしたとこです。


おやすみなさいにゃ。


Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

2012/10/07

只見線入門

古き良きふるさとの風景が広がる、奥会津。
秋桜の脇をかすめて、国鉄型気動車がゆっくり通り過ぎる。
青空に漂う雲も、いつの間にか秋雲になっていた。


只見の秋を飾るススキ。
窓から手を伸ばせば指先が届きそうだ。


思いの他多くの人が待つホームに、会津若松行きが入線。
この駅では、つい最近まで昔ながらのタブレットによる閉塞儀礼が毎日行われていた。
列車を見守る駅員さんに、どことなく寂しさが漂うのは気のせい?


只見線定番のお立ち台から、只見川第一橋梁を望む。
山深い郷を走る姿を表現したかったが、列車のカラーが緑と白なのですっかり同化してしまった…
まあ、それくらい自然に馴染んでる鉄道ってことで…


それにしても、見れば見るほど美しい鉄橋だ。
ちょっと後悔気味なので、紅葉シーズンに再挑戦!?


Nikon D800 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[2,3,5枚目]
Fujifilm S3 pro + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[1,4枚目]

2012/10/01

未だ残る傷跡


田畑の中にポツリ佇む無人駅。
待合室はベニア板で塞がれ、赤錆びた線路はススキの中へ…


2011年7月の記録的豪雨により、多くの橋梁が失われたJR只見線。
一部区間は10月から復旧するが、第六只見川橋梁に続いていたはずのレールは、無残にも谷底へ向かっていた。


下流には1年以上も只見川の水に浸かったままのトラス橋の姿が。
自然の力は本当に恐ろしい。


辛うじて流出を免れた第八只見川橋梁も、流木が橋梁上に引っかかったまま。
続く路盤もえぐり取られ、復旧は一筋縄ではいかない。


唯でさえ運行本数が少ないことで有名な路線だが、列車が走る走らないの差は大きい。
未だ全線復旧は白紙状態。
とにかく、このレールの上を再び列車走る日がやって来ること祈るばかりだ。


Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
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