2014/11/30
2014/11/12
只見線の秋~その2~
先週の新潟県側のJR只見線の撮影に引き続き、今日は会津側を散策。
新潟側とはまた雰囲気が違う、会津らしい秋の風景がいたるところに広がっている。
気温氷点下の山道を夜中に走り、早朝に会津本郷駅に到着。
ここには桜の老木の横に立派な銀杏の木がある。
風が吹くたびに黄色い葉が落ちるその先に、ちらほら学生たちが集まり始めた。
駅舎が木造駅舎だったら最高の風景なのだが、それは今もう叶わない。
この日はとにかく朝霧がすごかった。
会津平野一帯が深い霧にで包まれいるようで、一面真っ白。
ホームの先が見通せない中、ヘッドライトを輝かせて定刻通りに列車がやってきた。
その後、しばらくすると霧は晴れてきた。
次は何処に行こうか迷ったが、ここはやっぱり第一只見川橋梁で一枚おさえておきたいところ。
半分水鏡となった只見川の上を、ゆっくりと2両編成のディーゼルカーが通って行った。
イチョウに柿にもみじに、奥会津はまさに紅葉真っ盛り。
会津西方駅すぐ近くのこの柿の木は、実をたわわに付けて枝がとても重そうだった。
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[a,c]
Nikon D800 +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[d,e]
AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)[b]
2014/11/05
只見線の秋
北国らしい山間を走るJR只見線。
会津若松側は以前訪れているので、今年は小出側にチャレンジしてみた。
沿線最大の難所、六十里越峠付近は既に紅葉のピークは過ぎ、山々は冬支度に入ろうとしていた。
右に見切れているのは、今は廃駅となってしまった田子倉駅の駅舎だ。
小出側は会津若松側と異なり、只見線らしい風景を探すのが難しい。
小雨の降る中ロケハンをしてみたが、なかなかいいポイントが見つからず、仕方なく有名撮影地の上条俯瞰へ。
崖を登って見下ろした風景はまるでジオラマのよう。
破間川の美しい渓谷を横目に、2両のディーゼルカーが只見を目指して駆けていった。
只見線はとにかく運行本数が少ないので、上条俯瞰で撮影した2422Dを急いで追いかける。
幸いにもR252と只見線はほぼ並行しているので、列車に追いつけば並走することが可能だ。
大白川駅で山越えに備えて停車しているうちに先回り。
山深い大白川から只見までの区間はどこを撮っても絵になるので、国道沿いから一枚。
列車は六十里越峠をトンネルでストレートに抜けるが、車道はクネクネと山道になるので只見までは時間的に列車にはかなわない。
ただ、上手いことに9:30只見発の2423Dがあるので、ゆっくり六十里越峠をしてトンネル出口に行けば小出行の列車を見送ることができる。
雪化粧をした浅草岳の麓の長大トンネルに列車が吸い込まれていった。
この日は朝方は雨が降っていたので、越後広瀬駅で雨宿り。
小出行の始発列車が来るころになると、誰もいなかった小さな駅は賑やかになる。
カラフルな傘が並ぶホームに、一番列車がゆっくりとやってきた。
Nikon D800 +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[a,b,c,d]
AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)[e]
2014/10/27
小湊斜陽
秋写真を撮るモチベーションを高めるために、去年のアルバムを振り返る。
数ある秋が似合う駅の中で、一度は訪れておきたいのが小湊鉄道 上総久保駅。
今年も立派な銀杏の姿を期待しいたいと思う。
秋は夕景がよく似合う。
夏と何が違うのかと言われると明確な答えが出ないが、どことなく哀愁が漂う感じがいいのだろう。
稲刈りが終わった田園の横を、ゆっくりと気動車が通り過ぎていった。
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[a,c]
Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[b]
2014/09/08
住宅裏の線路跡 -越後交通 長岡線-
住宅の裏にひっそりと潜む2本のレール。
遺構が多く残っている越後交通長岡線でも、今や貴重となってしまった線路付きの路盤が残っている。
大河津分水駅跡から旧街道を大河津駅跡(現JR寺泊駅)へ行くと、古い商店街の間に突如レールが現れる。
アスファルトにはその痕跡がないが、ここが旧越後交通長岡線の踏切跡だ。
ちなみに、JR越後線との踏切もここから100mほど先にあり、こちらは現役。
すっかり住民の庭となっている線路跡は、いい感じに生活空間に溶け込んでいる。
振り返って踏切跡を望む。
ここから大河津分水駅跡まではレールは撤去されているが、道路との境は特にレールが切断されている気配はない。
おそらく、この錆色のアスファルトの下には、途中までレールが埋まっているのだろう。
大向津駅跡方に線路跡をたどると、小さな鳥居が現れる。
路盤跡から伸びる小さな参道の階段といい、現役時代はなかなか味のある風景だったのではないかと思われる。
この付近は小道が横切っていることもあってか、線路は石畳化されている。
間違いなく廃止になってから設置されたものだと思うが、線路をそのままにするために切込みを入れた工事は結構手間がかかるのではないだろうか。
そこまでしてでも線路を撤去したくなかったのか、撤去出来なかったのか…
色々な考えが浮かぶが、線路をそのままにしてくれていることは素直に嬉しい。
ここは、近隣住民の駐車場になっているようで、レールも仄かに輝いている。
線路はこの直ぐ先の水路を渡るところで途切れる。
大河津駅跡にもレールを始め多くの遺構が残っているというが、夏草が覆い茂っておりやむなく敗退。
少し場所は離れるが、南を走るR116沿いの旧コンビニ跡の駐車場に転轍器標識が放置されていた。
Googleストリートビューでも確認できるこの置物は、風貌から言って越後交通絡みではないかとも思える。
Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
2014/07/22
梅雨明けの小湊
本日、関東甲信が梅雨明けしたとみられると、気象庁からの発表があった。
今年は台風やら局地的豪雨やらで何かと騒がしかったが、それらは緑生い茂る夏を運んできてくれた。
カリッと青空と夏雲を織り交ぜて一枚と行きたいところだが、今日はずっと薄く雲がかかっていたのでハイキーで。
学生たちはもう夏休み。あの日にかえりたい。
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G
2014/06/18
沢入のキバナコスモス
キバナコスモスが構内を彩る沢入駅。
その光景に見とれていると、踏切が鳴り出した。
急いでカメラを構えたが、黒い車両って活かすのが難しい。
精進せねば。
コスモスって秋に咲くものだと思っていたけど、フライングで咲く種類もあるのね。
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G
場所:
日本, 沢入駅(群馬)
2014/06/10
紫陽花咲く小湊
今年こそは撮りたいと思っていた小湊鉄道と紫陽花のコラボ。
関東が梅雨入りしてから数日後そろそろ見頃かなと思い、海士有木[あまありき]駅を訪ねてみる。
ホームの片隅には控えめに紫陽花。
花株を見るとようやく咲き始めたところらしく、見頃はもう少し先のようだ。
梅雨らしい曇り空が広がる天気だったが、夕方には西陽が差してきた。
この日は小湊で紫陽花といえば有名な月崎駅にも足を伸ばしてみたが、まだ花が色づき始めたばかりだった。
今年もこんな調子で旬を逃しそうだ。
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G[a]
Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)[b]
Nikon D800 + Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[c]
場所:
日本, 海士有木駅(千葉)
2014/06/03
大井川鐵道井川線 長島ダム俯瞰
エメラルドグリーンの美しい湖面を渡る列車。
日本で唯一のアプト式鉄道が、90.0‰の急こう配をゆっくり降りてきた。
訪れたのは陽が昇り切った午後1時半。
井川駅に行くつもりが道に迷い偶然たどり着いたのがこの俯瞰地点だった。
巨大な長島ダムを含め、アプトいちしろ駅やそこから南アルプスへと向かう井川線の美しい線路を一望することができる。
その眺めに圧倒されていると、麓から機関車のけたたましいブロア音が響いてきた。
空気は多少霞んでいたが、偶然に感謝してシャッターを切った。
思いのほかゆっくりした速度で眼下の橋を下った列車は、ダム湖畔にある小さな駅に停車する。
この駅ではアプト式機関車の切り離し作業が行われ、その光景を一部始終眺めることができなかなか面白い。
まだ井川線には乗車したことがないので、またいつか訪れたい。
俯瞰地点は県道77号線を寸又峡温泉へ行く途中に右に折れる細い道路があるのでそこを行く。
舗装はしてあるが、自動車一台分の断崖絶壁の山道なので、運転にはくれぐれも注意してもらいたい。
Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)[b]
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G[a,c]
2014/05/07
天体観測は難しい。
GWを終えた7日。
みずがめ座η(エータ)流星群が観測日和ということで、以前から星と絡めてみたかった上総舞鶴駅へ。
星のことは詳しくないので、とりあえずWeb上の教え通り午前2時から東の空を観測開始。
月明かりがなく絶好の観測日和だったが…3時位から雲が出始め結局流星群は拝むことはできなかった。残念。
天気予報では快晴だったのに雲がじわじわと。
折角のチャンスなのにナンテコッタイ。
放射冷却効果の影響なのか、冬に逆戻りしたくらい寒い。
お湯を沸かしてコーヒーで温まっていたものの、駅野宿は少々身体に堪えた。
これに懲りず、今年は星の写真も挑戦していきたいなぁ。
Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)
露光時間は全て30sec
桜と只見線
満開の桜を背に、手際よく畑を耕す老夫婦。
やっと今年も奥会津に春がやってきた。
標高差があるせいか、沿線の桜状況はまばら。
滝谷駅の桜は見頃のピークはとっくに過ぎ、多くが花吹雪となっていた。
休止区間の本名駅前にある立派な桜。
ホームへと通じる階段に花びらが積もっているところを見ると、この駅の訪れる人が全くいないことがわかる。
赤錆びたレールに板張りされた待合室。
そして、ホームに万遍無く散っている桜の花。
旧形式の「本名」の駅名板だけでも、このまま残ってくれることを祈るばかりだ。
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[a]
Nikon D800 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[b]
Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)[c,d]
2014/04/30
2014/04/22
桜咲く駅~JR鳩ノ巣駅~
青梅駅を過ぎると、一気に山岳ローカル線に姿を変えるJR青梅線。
深い谷を行くこの路線は、自然の美しさで溢れている。
その途中駅である鳩ノ巣駅では、また一つの季節が去ろうとしていた。
谷側も山側も桜で囲まれ、風が吹くと多くの花びらが散る。
やってくる列車はJRの最新車両だが、この風景だけ見ているとなんだか懐かしい気持ちになる。
次は是非満開の時に…
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
・関連記事:鳩ノ巣駅の主
2014/04/18
桜咲く駅~秩父鉄道 武州日野駅~
山間にある小さな駅、武州日野駅。
駅前から線路に沿って、立派な桜並木がある。
訪れた時は時遅しで、既に多くの花が散ってしまっていた。
しかし、暖かい朝陽に照らされたその姿は、まだ十分輝いていた。
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
2014/04/16
桜咲く駅~上信電鉄 千平駅~
今年の桜咲く駅は、上信電鉄の千平駅から。
終点下仁田駅の一つ手前、小さな待合室しかない可愛い駅だ。
この駅には風格のある山桜があり、春にはこうしてホームを覆うように花を咲かせてくれる。
駅の開業は大正7年とのことだが、ひょっとしたら開業当初からこの駅を見守っているのだろうか?
そう思わせてもおかしくないほど、見事な満開だった。
Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
2014/02/10
雪化粧の上総久保
この日は都内の平野部でも雪が積もった。
折角なので、まだ見たことのない雪の小湊を目指して、夜明け前から凍てついた道を房総半島へ。
大好きな小さな駅は、一面白く染まっていた。
この辺りはあまり雪がつもることもないのか、学校へ向かう子どもたちは大はしゃぎ。
静かだった駅が、この時間だけ賑やかになる。
白く色を変えた枕木がどこまでも並ぶ。
何度も訪れている場所だが、一面に一味違う旅情が広がっていた。
冬らしい長い影を落としながら、列車が定刻通りやって来る。
赤とクリーム色の車体が、いつも以上に輝いている。
足元を気にしながら、駅へ。
通い慣れた通学路も、今日はいつもより慎重に。
古びた木柵に目をやると、側面も真っ白。
風も強かったようだ。
この駅のシンボルでもある、大きな銀杏の木。
すっかり葉が落ちたこの姿でも、貫禄は十分。
Nikon D800 + AF-S Nikkor 14-24mm f/2.8G ED(IF)
Nikon D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
場所:
日本, 上総久保駅(千葉)
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