2012/01/14
冬の風景-長電-
歴史を刻んだホームの木柱横で、須坂行きの列車を待つ人。
向かいには、まるで現役のように信号てこが並ぶ。
凍りついた山道を登り、雪化粧の中を行く列車を見送る。
彼方に見える千曲川と歩んだ歴史に、終止符が打たれようとしている。
日が落ち、一気に氷点下へと気温が下がる。
駅へ滑り込んだステンレスの車体が寂しく見えるのは、この寒さのせいだと思いたい。
Fujifilm S3 pro +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D（IF）[2,3枚目]
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G（IF）[1枚目]
2012/01/08
寒冬の綿内駅
味のある木造駅舎が現役の、長野電鉄屋代線 綿内駅。
合理化で駅員がいない待合室は、ストーブもなく寒い北風が筒抜けだ。
幾人もの旅人を支えてきたであろう軒下のベンチ。
座り心地は悪くとも、樹脂製のそれとは違う、寒さを感じさせない温味がある。
屋代線の旧名称“河東線”の文字が残る銘板。
歴史ある路線が、また1つ消えようとしている。
雪が舞う綿内駅に屋代行きの列車がやってくる。
ホーム上に人影はない。
薄っすらと書かれた“屋代行”の文字。
あと数ヶ月で線路と共に消えてしまうのかと思うと、やっぱり寂しい。
Fujifilm S3 pro +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D（IF）[1,4,5枚目]
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G（IF）[2,3枚目]
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