2012/01/08

寒冬の綿内駅


味のある木造駅舎が現役の、長野電鉄屋代線 綿内駅。
合理化で駅員がいない待合室は、ストーブもなく寒い北風が筒抜けだ。


幾人もの旅人を支えてきたであろう軒下のベンチ。
座り心地は悪くとも、樹脂製のそれとは違う、寒さを感じさせない温味がある。


屋代線の旧名称“河東線”の文字が残る銘板。
歴史ある路線が、また1つ消えようとしている。


雪が舞う綿内駅に屋代行きの列車がやってくる。
ホーム上に人影はない。


薄っすらと書かれた“屋代行”の文字。
あと数ヶ月で線路と共に消えてしまうのかと思うと、やっぱり寂しい。

Fujifilm S3 pro +
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)[1,4,5枚目]
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)[2,3枚目]

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